意外なゲーム

先日友人の家でケーブルテレビを観ていた時の事。
チャンネルをまわしていたら『どろろ』のアニメをやっていた。しかも白黒放送。それを観た友人がこの作品に関する情報を次々語り出した。「何でそんなに詳しいんだよ」と聞くと、ゲームでやった事があると言い放った。
僕は”ああ、ファミコンのアクション系ゲームなんだろうな”と勝手にレゲーを想像していて、面白いの?ジャンルは?と尋ねた。「結構面白かった」「アクションゲームだよ」との返答。それを聞いて、今目の前で放送している(少し動きのある紙芝居みたいな白黒アニメの)キャラがドット絵で描かれ、それがピョコピョコ進んでいく画面をイメージしていた。
「ああ、ロックマンみたいな感じかー」と僕の勝手な想像を口に出すと、驚くべき発言が飛び出した。「鬼武者みたいな感じだよ」と。
何てことだ。白黒のアニメで勝手にレゲーだと思い込み、手塚治虫からFCの名作『火の鳥』のようなゲームを連想した僕が馬鹿だった。ポリゴンで描かれたキャラが奥行きのある画面を走り回っているとはビックリだ。というかちょっとクソゲーのニオイがする。
けれど彼は面白いと言っていた。ちゃんとクリアしたとも言っていた。帰宅して調べてみたら*1ベスト版にまでなっているじゃないか。まあ遊ぶ事は無いと思うけどね。映画もきっと観ないよ。